食留芽について

ご挨拶

気がつけば、この辺りで一番古いお店になりました。

「なぜ、ここまで続けていられるのかしら」と考えるとき、
「細く長く飽きられないのが商い」と言っていた、初代となる祖母の言葉を思い出します。

お陰さまで贔屓にしていただけるお客さまも多く、感謝の気持ちでいっぱいです。

米子市美術館に近いという立地もあって、著名な芸術家の方々にご来店いただく機会にも恵まれます。

すると「肩肘張らず、こんな料理が食べられる店を他には知らないよ」とお褒めの言葉。ただただ恐縮するばかりです。

決して手を抜かない、むかしながらの時間のかかるやり方ですが、
こんな時代に、我々のようなお店が1軒くらいあってもいいのじゃないかしら、
そんな思いで日々お店を開けております。

決して割烹や料亭ではございませんから、「お腹がすいたな」というときに、どうぞ、ふらりとご来店ください。

心よりお待ちしています。

若女将 北島理枝

料理

今日の一番いい食材を仕入れて、それぞれの食材に最適な調理をして、
一番いい状態でお客さまにお出ししています。

たとえば、お刺身は、新鮮だからといっておいしいとは限りません。

きちんとした下処理をしてはじめて、お魚本来の味が活きてきます。

たとえば、巻き寿司の具は、カンピョウなどはもどしてから味つけしますので、
全部の具を揃えるためには3日間が必要です。

山陰は素晴らしい食材の宝庫。せっかくのお宝を下手に加工したらもったいない。

当地の方言で、始末や処理のことを「しご」といいますが、
お客さまには見えないこの「しご」にかかる時間が、食留芽の料理の要です。

料理イメージ

おもてなし

初めてのお客さまには、いろいろとお話をうかがいます。

お好みはお肉か、お魚か。

お住まいは県外なのか、地元なのか。

米子にいらした目的は観光なのか、ビジネスなのか。

そうすると、今日、お客さまが何を求めていらっしゃるのかがわかります。

ですから、同じ『おまかせ膳』でも、おひとりおひとり異なった
献立になることもあります。

連日お越しいただく常連さんには、同じ料理が続かないようにして、
その日の体調にも気を配ります。

そして店内には、季節のお花や設えも忘れずに。

「気持ちのいい時間だったな」と感じていただけるようにと努めています。

従業員イメージ